秋の花粉症があるのをご存知でしたか?
春に花粉症にならない人はもしかしたら知らないかもしれませんが、秋の草による花粉症があります。
秋の花粉症を知らないと風邪だと思ってしまいますが、もしかしたらその症状風邪ではなくて秋の花粉症かもしれません。
花粉症と風邪はどっちかわかりづらいです。
ここでは花粉症と風邪の見分け方のポイントをお伝えしますので、自分の症状がどちらなのか確認して適切な医療機関を受診しましょうね。
秋の花粉症と風邪の症状は似てる?
風邪と花粉症の症状は似ている部分が多く、なかなか見分けられません。
更に秋の花粉症は春の花粉症と比べマイナーです。
春に花粉症の症状が出ていない人が急に秋の花粉症になる場合もあります。
そのような人は花粉症とは無縁だと思っているので、軽い風邪だろうな〜と思ってしまうと思います。
風邪と思って風邪薬をずっと飲んでいても症状が治まらず、長引いてしまった経験はありませんか?
それはもしかしたら、風邪ではなく花粉症によるものかもしれませんよ。
まず秋の花粉はいつ頃から飛散し始めるか確認しましょう。
■イネ 7月下旬
■ブタクサ8月上旬
■カナムグラ 8月中旬
■ヨモギ 9月上旬
秋の花粉症と言っても早ければ8月前から症状が出始めることがあります。
花粉症か風邪かどっちかわからない!
花粉症の代表的な症状が「くしゃみ」「鼻水」「鼻詰まり」「目のかゆみ」です。
しかし、この4つ以外にも「のどの痛み」「咳」「微熱」の症状が出ることもあります。
「のどの痛み」「咳」「微熱」で最初に思いつくのが風邪の症状ですが、花粉症でもこの症状を発症することがあります。
なので、花粉症と風邪はどっちか見分けがつきにくいのです。
花粉症で喉の痛みや咳が出る原因
ではなぜ「のどの痛み」や「咳」の症状が出るのでしょう。
その原因としては、「鼻詰まり」のため鼻呼吸ができず、口呼吸になっていることが考えられます。
花粉は喉を通ることで、喉にアレルギー反応を起こしますが、口呼吸になっていると鼻呼吸より花粉が喉に入りやすくなります。
更に口の中が乾燥し、喉にダメージを与え咳が出ます。
もう一つの原因としては鼻水が喉に逃れこむことによって喉の痛みや炎症を引き起こす「後鼻漏(こうびろう)」です。
後鼻漏は、鼻の奥からそのまま喉に鼻水が流れていくこと症状です。
後鼻漏を放っておくと頭痛、歯痛・発熱に繋がるおそれがあるので油断出来ません。
花粉症と風邪の見分け方ポイント
多くの場合、花粉症は「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみ」が特徴で、「喉の痛み・発熱・頭痛・咳・倦怠感」などの風邪のような症状は起こりにくいのですが、頻度は低いながら、これらは全て花粉症でも起こり得ます。
ではどのように花粉症と風邪を見分ければ良いのでしょうか?
花粉症だと見分けるポイントがいくつかあります。
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■くしゃみや鼻水が1週間以上継続している
■くしゃみや鼻水が止まらない
■透明で水のようにサラサラとした鼻水が出る(風邪の場合は、粘度の高い黄色や透明の鼻水が出る場合が多い)
■高熱ではなく微熱が出る
■目にかゆみや充血が出る
■晴れていると症状が悪化する
■外出後に症状が強くなる
■食欲は普通にある
■2〜3ヶ月間症状が出ている
■毎年同じ時期に症状が出る
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こちらが風邪と花粉症を見分けるポイントです。
比較しよすいように表にまとめましたのでぜひ参考にしてください。
花粉症 | 風邪 | |
熱 | なし〜微熱 | 微熱〜高熱 |
鼻水 | 無色・さらさら | 粘度の高い黄色や透明 |
鼻づまり | あり | なし |
くしゃみ | 頻繁 | たまに |
喉の痛み | なし〜あり | あり |
咳 | なし〜あり | あり |
倦怠感 | なし〜弱 | 弱〜強 |
目のかゆみ・充血 | あり | なし |
食欲 | あり | なし〜あり |
持続期間 | 1〜3ヶ月以上 | 3日〜10日 |
花粉症では風邪薬を使用しても効果はないので、上記のような症状があれば一度病院で相談してみてください。
耳鼻咽喉科や内科でアレルギー検査を受けることが出来、適切な処置と薬を頂くことが出来ます。
秋の花粉症と風邪どっちかわからない!見分け方のポイントのまとめ
いかがでしたでしょうか?
花粉症と風邪の見分け方は似ているので難しいですが、こちらを参考にし適切な対応をしてくださいね。
辛い症状が少しでもはやく良くなりますように。
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